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ビジネス・自己啓発・経済

正しく生きる 人として大切なことは何か

著者鍵山秀三郎

発売日2010年11月19日

ISBN978-4-7762-0641-5

価格1500円(税別)

アスコムからの内容紹介

社会をよくするために何をすべきか?
正しくいきることとはどのようなことか?

掃除道を日本中に広め、
「日本を美しくする会」を立ち上げた著者が、
思いのたけを語り尽くす、
鍵山秀三郎の人生哲学の集大成。


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いまの世の中を「昔よりも良くなっている」と
感じている人が少なくなっています。
科学技術の発達で通信・交通が網羅され、
生活は便利になっているのに、
なぜ「世の中が悪くなっている」と
感じる人が多くなるのでしょうか。
私はその原因を、
「人間関係が希薄になっているから」
だと思っています。

なぜ人間関係が希薄になるかといえば、
一人ひとりが周囲の人に「配慮」をしなくなったからです。
目に見えるもの、数値で表せるものだけに注意し、
「形のないもの」や「目に見えないもの」に気づかず、
無視する人が多くなりました。
たとえば、「人の心」は目に見えません。
だから軽視して、相手の心がどう感じるか
気遣いなしの行動に出たりします。
しかし、目に見えないものは、
目に見えるものよりも大事なことが多いのです。


その「見えないもの」を見る方法があります。
「人の心」は目に見えませんが、
「心遣い」は目に見えます。
「人の思い」も目に見えませんが、
「思いやり」という形で見ることができます。
また、「気」という見えないものも同様に、
「気配り」という形で見ることができます。
そういう目に見えないものを、さまざまな形で見る。
これが「配慮」であり、かつての日本の社会は
そうやって穏やかな社会をつくってきたのです。


「あ・うん」の呼吸という言葉がありますが、
ちょっとした「思いやり」と「気づかい」が
世の中に満ちていけば、
穏やかに暮らせる社会が実現するはずです。
この本が、そのためのみなさんの参考になれば
嬉しいと思っています。

著者プロフィール

鍵山秀三郎(かぎやま・ひでざぶろう)

昭和8年、東京生まれ。昭和27年、疎開先の岐阜県立東濃高校卒業。昭和28年、上京して自動車用品会社デトロイト商会に入社する。昭和36年、独立してローヤルを創業。当初は、自転車1台の行商からスタートした。平成9年、東証第一部上場とともに、社名をイエローハットに変更。平成10年、同社取締役相談役となる。平成20年、取締役を辞任。創業以来続けている掃除に共鳴する人が増え、平成5年に「日本を美しくする会」を発足。その後、「日本を美しくする会・各地区掃除に学ぶ会」として国内外に広がり、国内120カ所以上、海外にも4カ所が登録されている。