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日本の戦争 封印された言葉 |
田原総一朗
発売日:2006年8月3日
ISBN:4-7762-0351-0
価格:1785円 |
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ベストセラー『日本の戦争』から6年、著者が再び世に問う渾身の一冊。戦前のすべてが「悪」ではない。「滅び行く言葉たち」に田原総一朗が再び命を与える!
戦前や戦後まもなくであれば、多くの人びとが知り、口ずさんでいた名言や歌、訓戒がある。ところが、戦後教育が戦前のすべてを無条件に否定してしまったため、いまではほとんどが死語になっている。しかし、戦前の日本にも「良いもの」と「悪いもの」があり、「良いものは良い」と正当に評価すべきではないか。本書は、そのような偏見のない視点で、戦後の日本人が封印してしまった美しい日本語、人びとに感動を与える言葉を著者独自の視点で再評価する。ベストセラー『日本の戦争』から6年、著者が再び世に問う、現代の私たちがもう一度、「声を出して読みたい、品格ある日本語」を提示する一冊である。
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『日本の戦争』を書くため近代史を調べていくうちに、私は、昭和の戦争を指導し、あるいは必死に戦った人物たちの言葉に、心を動かされた。それらの多くは戦後、タブーとして封印されてきたものだ。こうした言葉をまとめることは、いささかの危険を伴う。しかし、それでも世に問いたいと考えたのは、近代日本を生きた人々が命がけで残した言葉が、あまりにも重いものだったからだ。本書が、「日本丸」に乗る私たちの足下を照らす光明となることを信じて疑わない。
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田原総一朗:
1934年、滋賀県彦根市生まれ。早稲田大学文学部を7年かけて卒業。60年、岩波映画制作所入社。64年、東京12チャンネル(現テレビ東京)に開局とともに入社。ディレクターとして『ドキュメンタリー青春』などをてがける。71年には映画『あらかじめ失われた恋人たちよ』の監督を務める。77年フリーに。以後、雑誌にテレビに八面六臂の活躍。テレビ朝日系『朝まで生テレビ!』『サンデープロジェクト』でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。98年、戦後の放送ジャーナリスト一人を選ぶ城戸又一賞を受賞。現在、早稲田大学特命教授として「大隈塾」塾頭も務める。『日本の戦争』(小学館)、『田原総一朗自選集(全5巻)』(アスコム)など編著書・共著多数。
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明治天皇
伊藤博文
甘粕正彦
北一輝
昭和維新の歌
安藤輝三
斎藤隆夫
山本五十六
美濃部正
阿南惟幾
山下奉文
東條英機
石原莞爾
吉田茂
昭和天皇 ほか
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