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忌野清志郎が聴こえる 愛しあってるかい

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ノンフィクション

忌野清志郎が聴こえる 愛しあってるかい

著者神山典士

発売日2010年4月23日

ISBN978-4-7762-0610-1

価格1500円(税別)

アスコムからの内容紹介

◎多くの関係者の証言を元に綴った
清志郎ファン待望のノンフィクション!!!

■名曲『2時間35分』を捧げた初恋の女性が
初めて明かした「幻の未発表曲」入り
テープの秘密が、今、明らかになる!!

忌野清志郎が高校時代にRCサクセションとしてデビューした後、
苦悩と挫折、そして栄光をつかむまでの青春ストーリーを
多くの関係者の証言を元に綴ったノンフィクション。

初恋の女性に贈った未発表曲入りテープと
ライナーノーツの秘話をはじめ、
初めて化粧をしたときの「屋根裏」の楽屋での様子、
遺作となった「夢助」というアルバムタイトルに
込められた言葉の意味など、
これまで世に出ていなかった話が数多く語られています。

デビュー40年を迎えた今年、
清志郎を心よりリスペクトする作家による
ノンフィクションの傑作です!

著者プロフィール

神山典士(こうやま・のりお)

ノンフィクション作家
1960年、埼玉県生まれ。川越高校、信州大学人文学部卒業。

「異文化」「アウトロー」「表現者」をテーマに、様々なジャンルで作品を発表。 J-POP関連では、吉田拓郎、小室哲哉、Mrチルドレン、小沢健二、安室奈美恵、渡辺美里、絢香、エイベックス等を取材・執筆。 著書には「小室哲哉深層の美意識」「アウトロー」「初代総料理長サリー・ワイル」「情熱のシェフ」「人生の大切なことはすべて雀鬼に学んだ」等がある。

09年秋、取材を通して忌野清志郎の生き方にリスペクトしてスポーツ・サイクルを購入。 ベルジュ号と名付けて事務所近くの荒川沿いを疾走中。 2010年春の誕生日には、東京-箱根間を完走。

HPは『熱血ライター』
http://the-bazaar.net

また作品を網羅したeライブラリーも開設
www.100-elibrary.com

目次

第1章…トランジスタ・ラジオ ~裏切り続けるアーティスト

第2章…ぼくの好きな先生 ~大きな夢

第3章…スローバラード ~早熟ゆえの苦悩

第4章…まぼろし ~青春の蹉跌

第5章…ぼくとあの娘 ~隠された出生の秘密

第6章…雨あがりの夜空に ~胎動

第7章…よォーこそ ~沈黙の球場の中で

第8章…サマータイム・ブルース ~歌うことは抗うこと

第9章…激しい雨 ~人生は歌うに値する

終章…夢助

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(第6章「雨あがりの夜空に ~胎動」より)

スタッフの池畑由美が楽屋に呼ばれたのは、開演直前のことだった。

「由美ちゃん、化粧してほしいんだけど」

日頃、無口で照れ屋の清志郎が突然言い出した。

このとき20歳。ロック好きが高じて「屋根裏」に勤めはじめて約半年の

経験しかなかった由美は、何のことかもわからずに、

言われるままにパープルのアイシャドウから入れ始めた。

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