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CDブック 発達障害のピアニストからの手紙

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CDブック 発達障害のピアニストからの手紙

著者野田あすか、野田福徳・恭子(両親)

発売日2015年5月23日

ISBN978-4-7762-0875-4

価格1700円(税別)

アスコムからの内容紹介

発達障害のある人は何を考え、何に悩み、なぜ人と違う行動をとってしまうのか。
脳科学者・中野信子氏が「今まで読んだどの本より『発達障害』の世界がリアルに描かれています。ぜひ、多くの人に読んでいただきたい一冊です」と大絶賛!
文章とCDでわかる発達障害。

「あすかには広汎性発達障害、解離性障害という障害があります。それにパニックを起こして自宅2階から飛び降りて右足粉砕骨折をした後遺症で、杖がなければ歩けませんし、ときには車椅子が必要です。さらに左耳感音難聴と、たくさんの障害のあるピアニストです。あすかが20歳を過ぎて初めて広汎性発達障害と診断されるまで、私たち両親は、あすかに障害があるとはまったく思っていませんでした。
本書では、私たちの後悔や失敗についても、できるだけ包み隠さず書きました、また、障害のある人はどのような気持ちでいるのか、何を考えているのかがわかるように、あすかにも『あすかの手紙』として思い出すかぎりのことを書いてもらいました。そこには、私たちも初めて知ることがたくさん記されていたのです」(野田福徳・恭子)

著者プロフィール

野田あすか(のだ・あすか)

広汎性発達障害、解離性障害が原因で、いじめ、転校、退学、そして自傷、パニック、右下肢不自由、左耳感音難聴などで入退院を繰り返してきたピアニスト。
子どもの頃より人とのコミュニケーションがうまくとれず、それがストレスとなり、たびたび特異な行動をとる。
22歳になるまで「発達障害」とわからなかったため、家族や周囲の人は困り、悩まされたが、あすか本人も「どうして、まわりの人とうまくいかないの?」と悩みつづけてきた。

今回、両親とともにその頃の気持ちをつづった初の著書である本書を上梓。同時に発達障害の人の気持ちを歌った自作曲「手紙~小さいころの私へ〜」「生きるためのメロディ」を発表し、本書CDに収録した。

1982年、会社員の父・福徳と高校教諭の母・恭子の間に生まれる。4歳の頃より音楽教室に通い始め、ピアニストの道を志すようになる。憧れであった宮崎大学に入学するも人間関係のストレスからたびたびパニックを起こし、中退。その後、宮崎学園短期大学音楽科の長期履修生となる。
この頃に恩師となる田中幸子先生と出会い、自分の心をピアノで表現することができるようになる。たくさんの試練をのりこえてきたことで、あすかの奏でる「やさしいピアノ」は多くの人の感動をよんでいる。

2006年 第12回宮日音楽コンクールでグランプリ並びに全日空ヨーロッパ賞受賞。
2006年 第2回名演奏家オーディションで奨励賞受賞。
2007年 第8回大阪国際音楽コンクールでエスポアール賞受賞。
2009年 第9回ローゼンストック国際ピアノコンクールで奨励賞受賞。
2009年 第2回国際障害者ピアノフェスティバルinバンクーバーで銀メダル、オリジナル作品賞並びに芸術賞のトリプル受賞。
2011年 自身初のソロピアノリサイタル「こころのおと」開催。
2014年 第11回ゴールドコンサートで観客賞、インターネット投票第1位を受賞。

公式サイト
http://www.nodaasuka.com