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ビジネス・自己啓発・経済

ウェルビーイングビジネスの教科書

著者藤田康人、インテグレートウェルビーイングプロジェクト

発売日2022年9月20日

ISBN978-4-7762-1223-2

価格1500円(税別)

アスコムからの内容紹介

「『ウェルビーイング』という言葉を
よく聞くけど、正直あまりよく分かっていない」

本書に興味を持っていただいた方でも
こんな思いを抱いている方は珍しくないでしょう。

ウェルビーイングを簡単に説明するならば、
新しい「幸福」のカタチです。
「体も心も元気で、社会との関係も良好である状態」のことをいいます。
一昔前の幸せが「地位」や「お金」に象徴されるような
欲望の充足にあるとすれば
ウェルビーイングは、無理をせず
「自分らしく、心も体も健やかに」生きることに重きをおく
新たな人生観です。

アメリカやヨーロッパではすでにスタンダードな考え方になり
近年、日本でも広がりつつあります。

ウェルビーイングは時代が求める価値観と言ってもいいでしょう。
そう遠くない未来に、日本人のライフスタイルに
しっかりと根を下ろすと予想されます。


それほど、世界的なムーブメントであれば
ぜひ、自社の商品開発やマーケティングに活かしたいですよね。
しかし、「幸福」がビジネスになると言われても
ピンとこないかもしれません。

しかし、すでにウェルビーイング的な商品は
あなたの周りにあります。

例えば、「友達ができるビール」

一体、何を言っているのかと思うでしょうか。
しかし、実際にこうした考え方を基にした戦略で
19期連続で売上アップを更新したビールメーカーがあります。

なぜ、そんなに売り上げを伸ばせたのか。
この話の詳細は、書籍内で詳しくご説明していますが
「ウェルビーイング」な発想で事業をしていることが
大きな要因の一つだと考えられます。

このビールメーカーは、定期的に大規模なファンイベントを開催。
ファン同士の交流を促し、ファンのコミュニティ化を進めていました。
コロナ禍で後はオンラインで同様の試みにチャレンジしています。
ビールを「周りの人と笑顔で過ごすための時間に寄り添う」存在と
位置づけています。
商品の価値を「美味しさ」だけではなく
「仲間との交流で得られる心の充足感」を生み出すものとして
再定義したのです。

ほかにも、
「家族と触れ合う時間が増える洗剤」
「病気の予防を目的とした生命保険」

など、今までになかったタイプの商品やサービスが
ヒットしています。

新しい価値が生まれれば、新しい顧客が生まれ
新しい市場が生まれます。
ウェルビーイングの視点で商品のあり方を見つめ直すことで
今までにない消費者との接点が生まれるのです。

このように、新しい視点から商品の価値を見直すことを
本書では「関係性のリデザイン」と呼んでいます。

どうすれば、「関係性のリデザイン」ができるのか。
本書には、その具体的な方法が載っています。


日本におけるウェルビーイングの市場規模は
2025年に12.5兆円に成長する見込みです。
「ポストSDG」としてウェルビーイングが注目されている
今だからこそ、ぜひ本書をあなたの
ビジネスに役立ててください。

著者プロフィール

藤田康人(ふじた・やすと)

株式会社インテグレート 代表取締役CEO
1964年東京都生まれ。慶應義塾大学を卒業後、味の素株式会社に入社。
1997年にキシリトールを日本に初めて導入し、素材メーカーの立場からキシリトール・ブームを仕掛けた。この結果、ガムを中心とするキシリトール製品市場はゼロから2000億円規模へと成長。2007年5月、広く日本企業のヘルスケア~ウェルビーイングマーケティングに寄与するべくマーケティングエージェンシー「株式会社インテグレート」を設立、代表取締役CEOに就任。現在、様々な媒体でウェルビーイングビジネスをテーマにした記事を連載し、ウェルビーイング エキスポ&カンファレンスや日本マーケティング協会などでウェルビーイングビジネスについての講演を多数行っている。

インテグレートウェルビーイングプロジェクト
藤田康人が代表取締役CEOを務める「株式会社インテグレート」社内に発足した、ウェルビーイングの社会実装を推進するプロジェクト。日本独自の文化・制度・社会情勢を踏まえ、あらゆる産業において、生活者を中心としたウェルビーイングビジネスの確立を目指している。

目次

第1章

ウェルビーイングが新時代のスタンダードになる理由

第2章

ウェルビーイングビジネスの現状

第3章

ウェルビーイングで関係性をリデザインする

第4章

ライフサイエンスにおけるウェルビーイングビジネス

第5章

ウェルビーイング目線をビジネスに落とし込む