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小説・エッセイ

76歳。今日も良日

著者中尾ミエ

発売日2022年10月26日

ISBN978-4-7762-1230-0

価格1400円(税別)

アスコムからの内容紹介

16歳で鮮烈なデビューを飾って以来、60年。
御年76歳となった中尾ミエさんが綴る書下ろしエッセイです。

ミエさんの生き方には、つねに "やりたいこと""楽しいこと"に向かって真っすぐに進んでいく力強さがあります。

「いつか」ではなく、「いま」動き出すこと。
挑戦を恐れないこと。
人に会いにいくこと。
でも、ひとりを楽しむ時間も大切に。
それによって、いくつになってもワクワクし、人生を楽しむことができる。

そんなミエさんのメッセージを同年代の方、まだ若い方、あるいは80代、90代の人生の先輩となる方々にお届けいたします。

ミエさんは、本書でこんな言葉を残しています。

私、70代の今がいちばん楽しいんです。
年をとってよかったと、心底思っています。
今や年齢は、武器になりました。

茶目っ気とユーモアを交えつつ、人生と真正面から向き合うミエさんの、70代の心得帖。
その言葉のいくつかを、ここにご紹介します。

50歳過ぎたら、「いつか」とか「そのうち」なんて言っていられない。
今でしょう。挑戦を始めるのは。

楽しいことは、自分から見つけにいかなきゃ。
いくつになっても、知らないことが、世の中にはいっぱいあるんですから。

もう、夫を手放してもいいんじゃない?
妻の定年だってありですよ。

若い頃は10年ひと区切り。
それが5年になり、3年になり、今や1年。
これからは「広く浅く」でいい。
とりあえず目標をつくり、一歩踏み出す。

「汗かけ、恥かけ、金かけて」に加え。
「元はとる!」が私の信条です。

深入りしない。
立ち入りすぎない。
適度な「距離感」が、長く友達とつきあうコツ。

いっぱい笑いましょう。
シワはしょうがないの。
永遠に20歳なんてありえない。
それだけ生きてきたってことだから。

古希を迎えたのを機に、
ド派手にファッションを
楽しむことにしました。

年寄は、最後までこきつかい、こき使われなきゃ!

中尾ミエ、76歳。
まだまだ現役です。

女優として、歌手としてだけではなく、ひとりの女性として中尾ミエさんが紡ぐ言葉には、人によりそい、優しく背中を押すような力があります。

年をとるほど楽しくなる。
そんなミエさんの生き方に、この本で少しだけ触れてみませんか?

著者プロフィール

中尾ミエ(なかお みえ)
1946年、福岡県生まれ。1962年にデビュー曲「可愛いベイビー」が大ヒット。伊東ゆかり、園まりとともに「スパーク3人娘」を結成し、一躍トップスターとなる。1971年にリリースされたシングル曲「片想い」は30万枚の売り上げを記録するロングセラーに。その表現力は芝居にも活かされ、俳優として数々のドラマ、映画、舞台に出演。軽妙な話術も人気で、20代の頃からトーク番組にも多数出演。情報番組『5時に夢中!』(TOKYOMX)の金曜コメンテーターとしてレギュラー出演中(2022年10月現在)。2008年には介護をテーマにした舞台『ヘルパーズ』の企画・プロデュース・主演を務め、2019年、2022年にブロードウェイミュージカル『ピピン』に出演。2019年には73歳で週刊誌のグラビアを飾るなど、70代にしてまだまだ挑戦し続けている。

目次

第1章

「いつか」「そのうち」と言っていられない。

「今でしょう」

第2章

早寝早起き、コツコツ鍛えて、きちんと食べる。

なにごとも身体が資本です。

第3章

もたれかからないからこそ、友情が続く。

ー孤独よりも、わずらわしさを選ぶー

第4章

どんなときも自分らしく、自立して生きる。

ー人は最後までこき使い、こき使われなきゃー

第5章

いっぱい笑って、いいシワを作ろう。

ー背筋を伸ばし、その年なりの美を極めるー

第6章

みんな年老いていつか死ぬ。

今を大事に努力して楽しんでいかなきゃ、もったいない。

第7章

先のことはわからない。

だから、毎日を精いっぱい生きていく。