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パパだけど、ママになりました 女性として生きることを決めた「パパ」が、「ママ」として贈る最愛のわが子への手紙

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ノンフィクション

パパだけど、ママになりました 女性として生きることを決めた「パパ」が、「ママ」として贈る最愛のわが子への手紙

著者谷生俊美

発売日2023年8月31日

ISBN978-4-7762-1304-8

価格1600円(税別)

アスコムからの内容紹介

「news zero」(日本テレビ系)キャスター
有働由美子さん推薦
「家族の姿はみんなちがう。
 そんな当たり前のこと、みんな忘れてる気がする。
 それを思い出させてくれる本」

3回泣ける感動の実話!
「news zero」に出演した日本初のトランスジェンダーの
ニュースコメンテーター渾身の書き下ろし!!

最愛のわが娘・もも、あなたは明らかに友だちとは違う形の家族をもっています。その原因をつくったママはやっぱり心配になります。ママという存在のせいで、嫌な思いをしたり、学校でいじめられたり、悩んだりさせてしまうこともあるのでは、と。
だからこそ、私はきちんと話しておかなければいけないと考えました。ママは、どうして男性として生まれながら、「女性」として生きようと決断したのか。
この本は、多感な思春期の入り口、将来12歳になったももへの手紙として書きました。
「はじめに」より

著者プロフィール

谷生俊美
1973年、京都生まれの神戸育ち。東京外国語大学大学院博士前期課程修了後、日本テレビ入社。映画プロデューサーを夢見るも報道局に配属、社会部遊軍、外報部、社会部警視庁担当など「バリバリの男性記者」として活動。その後、カイロ支局長。自分を見つめる時間が増える中、様々な価値観で生きる人々を見て、もっと自由に生きていいのではないかと思うようになる。
帰国後、再び外報部。編成局編成部に異動し「金曜ロードショー」「映画天国」プロデューサー。この頃、上司にカミングアウトして、本格的なトランスを開始する。このあたりの経緯は本書に詳しい。
2018年10月より「news zero」に日本で初めてのトランスジェンダーのニュースコメンテーターとして出演。
現在、グローバルビジネス局スタジオセンターで映画プロデューサー。細田守監督『竜とそばかすの姫』、百瀬義行監督『屋根裏のラジャー』等を手がける。
本書は、子どもの頃から自身の性別に違和感と嫌悪感を抱え、ついに女性として生きることを決意した「パパ」が、パートナーの「かーちゃん」と間に生まれた愛娘に、「ママ」として綴った感動の手紙である。

目次

第1章

「ママ」がまだ男の子だった頃のお話

いつか女の子になりたい

40年経っても忘れられない「号泣事件」

アホ兄弟の「ハゲ! 事件」

鏡の中には「薄汚い自分」が

「へんこ」と呼ばれて など



第2章

「ママ」がまだ男性で、

東京に来て頑張っていた20代の頃のお話

ついに東京に来た!

ふるさとを襲った阪神・淡路大震災

21歳、初めて海外に来た!

ドラァグクイーンが大学院生に

日本テレビ入社、報道局で外報部記者に

カイロ支局長にならないか? など



第3章

「ママ」がまだ男性だけど、

自由に生きていいんじゃないかと

気づいた中東特派員の頃のお話

カイロに来た!

他人の目を気にしなくていい世界があった

「she」と呼んで傷ついたその人は、「he」と呼ばれたかったんだ

人はいつ死ぬかわからない

憎悪の目をした男に、思いっきり噛みつかれた

人生の歓びとは、かけがえのない人とシェアすること など



第4章

「ママ」がついに、

女性として生きていこうと決めた頃のお話

5年ぶりの日本。むき出しの言葉に「今に見とけよ!」

東日本大震災で決意。後悔なく生きよう

女性の敵、本当に悪い男をハワイでスクープ!

「性同一性障害」の診断が出た

「金曜ロードショー」のプロデューサーに

マチュ・ピチュ遺跡が教えてくれた「人生なんだってできる」など



第5章

「ママ」が「かーちゃん」と出会って、

結婚する頃のお話

「かーちゃん」と出会った!

「魂のふれあい」が感じられる人がいい

男とか女とかではなく、「この人が好きなんだ」

ドキドキ! 「かーちゃん」のご両親に会う

「幸せボタン」は多いほうがいい

なかなかうまくいかない「妊活」 など



第6章

「パパ」だけど、

ついに「ママ」になりました

「news zero」に出ない?

有働さんに「よろしくお願いします!」

ももは、おなかの中にいたよ

日テレ社内からも応援の声が

「こんな私が、親になれるのかも」

生まれる前から、ママはずっと泣いてたよ

「ようこそ、世界へ!」 など



おわりに 〜誰も歩いたことのない道を